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【東京アート株式会社様】社員が移行に気づかなかったほど、トラブルなしにマイグレーションを成功!

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【東京アート株式会社様】社員が移行に気づかなかったほど、トラブルなしにマイグレーションを成功!

東京アート株式会社プロフィール(2018年3月31日現在)

東京アート株式会社
  • 本社:東京都中央区
  • 設立:1976年10月18日
  • 主な事業:パッケージ、販促品・ノベルティグッズの企画製造販売ならびに輸出入、清涼飲料その他の飲料の製造販売、硝子食器および硝子装飾品等の販売・輸出入など

 

東京アート様は、アパレル業界を中心に、ショッパー(紙袋)やノベルティグッズ、店頭の販促品を企画・デザインから製造・販売まで手がけられています。
フランスのハイブランドをはじめとする高級ブランドや人気ブランドなど誰もが知っているブランドの紙袋の製造工程では、工場で工員によって一つひとつ手折りで作業が行われており、紙や持ち手部分の素材選定から特殊印刷、コーティング仕上げまで、高品質を保つためのこだわりが詰まっています。企画やデザインについても、コンペ経由での受注がもっとも多いとのことで、クオリティの高さがうかがえます。近年は、アパレル業界以外に、高級製菓ブランドや通信キャリアなどからの受注も増えているそうです。

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システム企画室部長 氏家 成年様

パッケージの企画製造販売を主事業としながらも、現会長の三木正市様が訪れてその景色の美しさに感銘を受けてスタートしたという、長野県安曇野の国内最大級のガラス館「アートヒルズ」の運営事業や、安曇野の清水を加熱処理せずにボトル充填した清涼飲料水「あづみ野湧水」の製造販売業と、多角的に事業を展開されています。

「あづみ野湧水」は事業開始にあたり、水源となる山地を購入して現地に工場を建て、ろ過加工のみで非加熱製造を行うなど、パッケージと同様、品質にはかなりのこだわりをもたれています。サービスエリアやスーパーマーケットなどで販売されるほか、全国展開するコンビニエンスストアでのプライベートブランドへのOEM提供も行っています。

また、アテネオリンピックで代表選手を輩出したり、内閣総理大臣杯連勝記録を作ったりしたことのある強豪男子卓球チームを持つなど、多彩な顔を持つ企業様です。

そのような東京アート様では、販売管理を中心とする基幹システムのハードウェアの老朽化に伴い、アイネスのマイグレーションサービスを利用して、システム移行を実施されました。

   

【課題】基幹システムのハードウェアの老朽化に伴い、対応策を検討

主に販売管理に使用していた基幹システムのハードウェアが保守期限を迎え、その対応策として、当初はパッケージソフトによるシステム移行を検討されていた東京アート様。ところが、機能を追加しながら長年使用し続けた基幹システムは、パッケージの範疇には収まらないほど独自のものとなっていました。

また、基幹システムはUnix上にMicroFocusCOBOLで構築されており、ハードウェアの最新化に伴いMicroFocusCOBOLの最新バージョンへの移行が必要となっていました。そのシステムはCOBOL約2,000本、SHELLが約1, 000本という規模であり、短期間にリスクなく移行する手法と企業を模索されておりました。

Q. マイグレーションサービス導入を検討された理由についてお聞かせください。

氏家様:基幹システムのハードウェアもサポートを延長したりして長らく利用してきましたが、年に一度は、業務全体がストップしてしまうほどの致命的な不具合が発生し、その頻度が年を追うごとに増えてきたため、まずは現行のハードウェアメーカーに相談しました。

すると、保守期間の延長などには応じてもらえず、既存システムからパッケージソフトへのリプレイスを提案されました。しかし、20~30年も使い続けてきたシステムなので、いままでと変わらない機能を保つためには、パッケージの原型をとどめないほどのカスタマイズが必要になります。それでは導入期間も費用もかさむため、断念しました。

【提案】 「ユーザー(社員)がシステム移行に気づかない」という理想に応えてくれる提案だった

パッケージシステムへの移行を断念されて、マイグレーションでの移行の検討を始められたのが2016年6月。2017年6月の移行完了を目指し、マイグレーションサービスのベンダー数社を比較検討されました。アイネスを選ぶ決め手になったのは、「豊富な実績と任せられる安心感」でした。

Q. 当初はパッケージシステムでの対応をご検討されていたのですね。マイグレーションサービスでは、当社以外のものと比較検討されましたか?

氏家様:はい。既存システムの開発プラットフォームを提供していた企業のWebサイトから、パートナーとして掲載されていたベンダーを数社ピックアップして連絡を取りました。アイネスさんもそのうちの1社です。最終的には2社にしぼり、それぞれにソリューションを提案してもらいました。もう1社からの提案は、基幹システムのハード類だけでなく、アプリケーションの一部を別のソフトウェアへ切り替える内容が含まれていました。そのため、システム移行後に、ユーザーの業務に変更が生じる内容でした。

一方、アイネスさんからの提案は、ハード類は現行のハードウェアメーカーと協力体制を組んでいただき、アプリケーションについてはシステム移行後にユーザー側は現状と変わらない使用感のままシステムを利用できるように移行する内容でした。

Q. マイグレーションにあたり、希望されたのはどんなことでしたか?

氏家様:基幹システムというのはユーザーにとって空気のような存在で、普段は意識されないのに、止まった途端に注目を浴びるものです。移行に際し、裏側では大変だったとしても、ユーザーには『昨日と同じように使える』と思ってもらえるのが理想的と考えていました。

Q. アイネスからの提案はどのようなものでしたか?

氏家様:まず、アイネスさんは既にマイグレーションの実績を豊富に持っているとのことで、現行システムの環境とプログラム本数をお伝えすることで、システム移行にかかるスケジュールと規模を算出してもらいました。また、実際にSEの方に会って話してみたところ大変技術力があることが伝わってきましたし、何本かプログラムを試験的に変換いただき問題なく進められる見通しを立ててもらえたので、提案段階から安心して任せられると感じていました。

【導入に際して】ハードウェアメーカーを交えたプロジェクトチームを結成

マイグレーションにあたり、基幹システムのハードウェアメーカーおよびアイネスの担当者を交えたプロジェクトメンバーによるチームを結成しました。毎月ミーティングを重ねて、課題を解消しながら移行に向けた協業体制をつくり、スムーズなシステム移行につなげました。

Q. システム移行にあたり、東京アート様側での作業もあったかと思いますが?

氏家様:そうですね。長年使うなかで、突発的に必要に迫られて作ったプログラムも多く、現在は使わないものがあったり、オブジェクトはあるがソースはないものが見つかったりと、アイネスさんに検証してもらう過程でプログラムの棚卸ができました。精査して、必要なものは私の方で組み直しを行い、アイネスさん側で対応してもらえる部分はお願いしました。

 

Q. 移行の準備はどのように進められたのでしょうか?

氏家様:移行後の基幹システムのハードウェアメーカーの担当者と、アイネスさんの担当者と私という十数名のプロジェクトメンバーで、毎月1回ミーティングを行い、進捗の確認や疑問点の解消にあたりました。ミーティングの雰囲気も良く、毎回、有意義な時間となりました。

【導入効果】システムの移行時にここまでトラブルがなかったのは初めてで、鳥肌が立った

社内の情報システム担当者として、これまでにリプレイスやマイグレーションを多数経験してきた氏家様にとって、移行には何がしかのトラブルがつきものだという認識があったそうです。今回の移行では、ユーザー(社員)が移行に気づかないほど、何事もなかったことに感動したとうかがいました。

Q. 基幹システム移行後、実際に本稼働してからの様子はいかがでしたか?

氏家様:致命的なことはまったく起こらず、かえって拍子抜けしてしまったほどです。現場を見に行ってみると、皆、何事もなく普通に作業をしている。しかも、ハードの性能は上がっているので、処理時間が目に見えて早くなったと喜ばれました。

これまでにシステム担当として、何度もハードウェアやソフトウェアのリプレイスやマイグレーションを経験してきましたが、何も起こらないということはまずありません。どんなにテストを重ねて準備しても、何かしらのトラブルが起きて現場が混乱し、半日業務が止まるといったこともあるので、土日に移行作業をして月曜日の朝はドキドキしていたのですが、何も起きないという事実に感動し、鳥肌が立ちました。

月次処理など何か大きな作業があるタイミングに合わせ、前もってアイネスの担当者と連絡を取り合って準備しているのですが、毎回、何の不具合も起きません。本番稼働から約3ヵ月後に半期決算があり、さすがにそのタイミングでは何かしら起こるだろうと身構えていたのですが、そのときも何も起きませんでしたね。

【展望】「システムが組織を変えていく」ような仕組み作りをしていきたい

基幹システムのマイグレーションを経て、東京アート様が次に目指すシステム活用のビジョンはどんなものなのでしょうか。

Q. 今回マイグレーションした基幹システムを含め、今後の御社でのIT活用の展望をお聞かせください。

氏家様:今回のマイグレーションが成功し、何もトラブルが起きていないこの間に、次の手を考えておかなければと思っています。現在の基幹システムをはじめとした各業務システムの今後について、現状のままでいくのか、それともリプレイスや再構築をするのかといったことも考えていきたいですね。そして、いずれはシステム企画室の部員も増やしたいです。

Q. 最後に、アイネスに対するご要望があればお聞かせください。

氏家様:当社にとって良いシステムを構築していきたいし、最終的にはシステムが組織を変えていくような仕組みづくりを目指したいので、アイネスさんには、引き続きご協力いただければと思います。

お話をお伺いしたお客様より

オペレーション部 業務第三課 課長代理 森竹哲也様

システム企画室部長 氏家成年様

「アイネスさんの担当者を含むプロジェクトチームでは、チームワーク良く進めてもらえました。また、テスト期間やシステム稼働後についても、手厚くサポートいただいたことも、今回のマイグレーション成功の理由になったと思います。」

【お問い合せ先】

今回、ご紹介しましたアイネスの「マイグレーションサービス」について、より詳しい内容をお知りになりたい方は、下記からお問い合わせください。

※ 本文に掲載されている会社名・団体名および製品名は各社または団体等の商標または登録商標です。
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