2023/12/20
株式会社アイネス(本社:東京都中央区、代表取締役社長:吉村晃一、以下 当社)は、アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社(本社:東京都目黒区、代表取締役社長:長崎忠雄、以下 AWS)との連携を開始し、自治体分野におけるクラウド化の取り組みを推進しております。
1.背景
当社は、2000年より地方公共団体向け基幹業務システム「WebRings(ウェブリングス)」を開発、提供しており、2023年7月時点で約160団体にご利用いただいております。
自治体の基幹業務システムについては2021年9月1日に施行された「地方公共団体情報システムの標準化に関する法律」により、2025年度末までに全20業務を標準仕様に準拠したシステムへ移行することとされております。また、ガバメントクラウドの利用も努力義務となっております。
この地方公共団体情報システムの標準化に向けて、当社は福祉総合システムを標準化対応することとし、ガバメントクラウドの利用においてはアマゾン ウェブ サービス(以下、AWS)を選定しました。
2.連携のねらい
(1)ガバメントクラウド(本格稼働フェーズ)での案件協業
標準化対応版のWebRingsを展開するにあたり、より多くの地方公共団体がAWS上に展開されるガバメントクラウドを利用いただけるよう、AWSと共に適切な情報提供を行います。当連携により、継続的なシステム構成の改善活動やより高度なセキュリティ対策を実行できるようになり、地方公共団体にとって、より安全、より安心でより安価にシステム環境を利用できるようになります。
(2)自社ソリューションのAWS上での開発促進
標準化対応版WebRingsのさらなるモダンアプリケーション化を目指し、AWSの支援を受けて研究・開発を促進します。今後の法改正/改版対応や、公共サービスメッシュの実装に向けても連携を強化し、迅速、柔軟、セキュアでコスト効率の高いシステム開発を推進します。
(3)AWSスキルを持つエンジニアの育成の加速
地方公共団体担当の当社エンジニアを対象としたAWSトレーニングの提供を受け、当社が推進しているクラウド技術者の育成をさらに強化します。また、CCoE(Cloud Center of Excellence)の設立にも取り組み、全社でノウハウやベストプラクティスの共有を行い、WebRingsの開発促進とガバメントクラウド上での安定運用の維持を目指します。
【当社コメント】
執行役員 公共ソリューション本部 副本部長 小野 友治
当社は「地方公共団体情報システムの標準化・共通化」および「ガバメントクラウド」を推進することとし、パートナーとしてAWSを選定しています。今回この連携を開始することで、より強力にガバメントクラウドの推進、アプリケーションのモダン化に寄与するものと期待しています。
また、この連携強化により、クラウド人材の育成もさらに強化いたします。クラウド技術を用いて、地方公共団体を含めた多くのお客様に新たなソリューションを提供し、デジタル社会の実現に取り組んでまいります。
【AWSコメント】
執行役員 パブリックセクター パートナーアライアンス 大場 章弘様
AWSとアイネスは、ガバメントクラウドへの取り組みに向けて自治体のお客様のデジタル変革を最先端のテクノロジーを通じて支援するために連携を強化いたします。この度の連携強化により、クラウドの大きな価値を両社でお届けできることを大変嬉しく思います。
アイネスはすでにクラウド人材の育成に全社で取り組んでおり、前年比で AWS 認定取得数の伸びが一番高かった Rising Star of the Year を初受賞されています。アイネスとともにAWSは、日本政府が進める「誰一人取り残さないデジタル社会の実現」の実現に向けて、地方自治体のお客様が最先端、最新のテクノロジーで構築されたシステムを最大限活用して、イノベーションを起こせるよう取り組んで参ります。
株式会社アイネス
〒104-0053 東京都中央区晴海3-10-1
【サービスに関するお問い合わせ】
営業本部 公共営業部 E-mail : j_dx_sales@ines.co.jp
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経営企画部 企画・広報IR課 E-mail : koho@ines.co.jp